チャンスと言っても総合法令出版の「
豊かさを呼びこむCDブック」の付録2曲目の「Catch Your Chance」ではなくて、映画の話しです。
先日、ものすごく久々に(1979年の映画、ビデオで見たことがありました)「チャンス」(原題: Being There)を見ました。
大好きな映画です。
主演は「ピンク・パンサー」のピーター・セラーズ。ほぼ遺作らしいこの映画に出たとき、臨死体験をした後でペースメーカーを付けて出演していたそうです。
「時はまだ至っていない。戻って生を全うせよ。」と言われて臨死体験から回復したそうです。
住みこみで庭師をしていた大金持ちの邸宅から生まれてから一度も出たことがない主人公のチャンスは、ご主人が亡くなったあと家を追い出される。
良い言い方をすれば「無垢」、悪い言い方をすれば「バ・・・知的に挑戦する人」。
ゆっくりとわかることしかしゃべらないチャンスは、誤解が誤解をうんで、深い理解の人と思われ、大統領がその発言をテレビで引用し、時の人に。
スクリーンのこっち側で見てる人には、
チャンスが「知的に挑戦する人」なのにもかかわらず、
知性のある人達が勝手に思い込み、誤解していく様を見て、その差に笑います。
最後には、次の大統領に担ぎ上げられることが決まったりするのですが、
そのまた最後がどんでん返しというか・・・
「水の上を歩く」というのは、キリスト教では、重要な奇跡のひとつなのですが、
昔、聞いたこんな話しを思い出しました。
(英語で聞いたので細かいところは覚えてないのであらすじですが)
ある時、えらい牧師が旅をしていました。
ある湖の側で、正しくない祈りをしている3兄弟の村人に会いました。
そこで、えらい牧師さんは正しい祈りの仕方を教えました。
いいことをした、と思って牧師さんは舟に乗って、次の場所へ向かっていこうとしたとき、
3人が水の上を走って追いかけてきました。
「祈りをわすれてしまっただよ、天にましますの次は何でしたっけ?」
なごみ系のコメディですね。軽くて深い。静かで温かい。
酒井