伝えたいもの2
いつもこの時期になると登場する「ネズミモチの木」です。
この花の香りをかぐと、子供の頃の思い出がよみがえってきます。
安全-危険、きれい-きたない、良い-悪い、そんなことはほとんど考えず
ものすごく自由に遊んでいました。
行動の判断の基準は、「それをしたいかしたくないか」だけだったような(笑)。
強い芳香を放つ草花や木は、その香りを伝えたいとか
香りを放ってやろうとか考えていないんだろうなと思ってましたが、
ちょっと考えが変わってきました。
もしかすると、数百年、数千年、あるいはもっと長い時間をかけて
種として生き残っていくために、とぎれることなく
「香りを放っていく!」と決心したために、
今日があるのではないでしょうか。
流れに身をゆだね、あるがままを受け入れるのもアリ。
強い意志の力とともに、かきわけながら進んでいくのもアリ。
伝えるべき音(周波数)は、揃っているので
今の自分からどうやって進んでいくか。
どんな香りを伝えていけるか、です。
吉田識人
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